私が勤務している会社のグループ会社は、コロナ禍の影響を受けつつも業務拡大をしています。
世の中では飲食店や観光業など大損害を受けている会社もありますが、業務拡大を続けている会社があるのも事実です。
今回は、そんな業務拡大をしているグループ会社の採用の助っ人をしたので、現在の採用状況についてざっくりまとめました。
もし転職・就職活動をしている方がいれば、参考にしていただければ幸いです。
前提条件!今回の採用活動について
まず、現在携わっている、グループ会社での採用活動についてざっくりまとめ。
大体こんな感じです。
- 某大手転職サイトでの募集
- 業種はネット広告関連
- 職種はデザイナー、営業、事務など5種
- 未経験、初心者OK。募集人数は特に決めていない
- 給料については同職種平均よりも少し上
- 基本的には通勤。緊急事態宣言や社内にコロナになった人が出た場合のみテレワーク
- 出勤場所は東京のターミナル駅から徒歩10分
11月初めから12月半ばまで募集をしていました。(現在も最終面接進行中です)
転職サイトの担当者さん曰く「他のところよりもはるかに応募が多いです」とのこと。
お世辞で言っているとしても、他社と比べると並み以上には応募が来ているみたいです。
ネット広告がコロナに強い理由
今年の春頃に、緊急事態宣言が出された影響で外出せずに家で過ごす人がかなり増えました。
その影響で、通販の利用率やネットを見たりだとかでインターネットの利用率がぐーんと上がって、ネット広告の重要性もぐーんと上がったわけですね。
実際の応募者はどんな感じ?
男女比率で言うと、男性の方がやや多い感じ。6:4くらい。
年齢については20代が一番多いです。
勤務地が東京ということもあって、都内在住者の応募が目立つものの、地方からの応募もありました。
現在2人の地方内定者がいますが、12月中に引っ越しをしてきて1月から勤務開始予定です。
あとは…今回はの採用では未経験OKということで、他業種からの応募が多いですね。
百貨店の営業や飲食店関係に勤務していた人など、コロナの影響を受けて転職先を探している人。
Uber Eatsの配達員やマネージャー業、引きこもりからの脱出を試みて…という人などなど。
今まで何回か採用しましたが、今回が一番幅広く応募頂いていました。
それと、転職者を前提として応募を掛けたのですが、来年卒業の学生や、今年の春に就職できなかった第二新卒者からの応募も想像以上にありました。
コロナ禍で書類選考を通過する人は?
コロナ禍でも、通常時でも応募者に対する評価のポイントは、基本的には変わりありません。
しいて言うなら、募集開始時と募集の終盤では違ってきましたね。
- 求めている人材か
- 採用についての連絡時の反応
- 写真
- 職務経歴(前職をすぐ辞めたりしていないか)
- 応募動機がしっかりとしている人
- 作品提出などしたりして熱意が伝わってきた人
- 経験者
なお、終盤になって重要視されたのが経験があるかどうか。
当初は応募数が少なかったため、結構条件が緩めでした。
既に2人入社して働き始めていますが「後半に応募してきたら内定貰えてないだろうな…」という未経験の方です。
応募してきたタイミングがいかに重要か、が分かる採用でした。
応募が多くなってきてから評価ポイントがぐーんと上がったのが、募集職種の経験があるかどうか。
応募者多数になってくると、一人一人丁寧に判定していく時間が惜しくなってきてしまうんですよね…。
まず、応募時の文章と履歴書を見た時の印象。
そして今までの経歴や応募動機をざっと見て、入社したときに既存のメンバーと相性は良さそうか。
そして、経歴を再度見て仕事がこなせるようになるまでどのくらいかかりそうか?
そんなことを考え、他の採用担当と意見をすり合わせて書類通過にするか判断していました。
POINT!iPhoneからのメール返信に注意しよう
今回の採用活動で、社内で大いに話題になったことがあります。
それが、メールの最後に付け足されていた、この一文。
「iPhoneから送信」
これは iPhoneの標準メールアプリでメールを作成すると、末尾に付け加えられる一文です。
初期設定で付け加えられる設定になっていますが、そこから設定変更で消すこともできます。
この著名にはネット上でも賛否両論で、
- 相手は外出先からの連絡だと判断できる
- iPhoneから送信したと分かりやすい
という比較的好印象な意見もありますが、否定的な意見が大半です。
弊社でも、
- 情報リテラシー低そうがなさそう
- アピールして何をしたいのか?
- 消す手間も惜しいということか?
などなど印象はよくありませんでした。
他社ではどのような評価なのかはわかりませんが、iPhoneからメールを送信する際は気を付けたほうが良さそうです。
コロナ禍で面接を通過した人は?
面接については、弊社では採用担当者による一次面接と取締役による最終面接の合計2回行いました。
基本的には来社してもらって、対面です。
一次面接についてはオンラインで面接をした人も何人かいましたが、オンラインだと人となりがイマイチ分かりづらかったんですよね…。
最終面接で来社してもらったときに、「なんか違う…」と思うことが良くありました。
(そして、そう思った人については落とされていました)
採用担当者が面接で見たいのはこのポイントでした。
- 既存の社員とうまくやれそうか?
- 会社の雰囲気と合いそうか?働いているところイメージできるか?
- コミュニケーション能力はどうなのか?
また、会社の雰囲気や業務の進め方の傾向、採用条件などもありのままお伝えして、長く働いてくれそうか?などもヒアリングしています。
残業時間についてや昇給基準などのデメリットになりそうな情報もここで伝えています。
とにかく、すぐ辞めないで長く勤めてもらえる人を判断基準にしていました。
なので、豊富な経験やスキルがあったり、凄く性格が良くても、会社に合わなさそうな方はごめんなさいしました。
内定が貰えないからって、駄目っていうわけでは全然ないんですよね…。
ただ、求めている人材と違ったという理由が大きいんです。
どんなにいい人でも、既存社員と上手くできそうなのかはやっぱり考慮に入れる必要があるので。
という感じで、つらつら書いてみました…
採用もひと段落して仕事が落ち着いたので、色々とまとめてみました。
おそらくやったことは、一人前の採用担当者未満でしたけど採用活動の裏側は結構知れた気がします。
状況は状況なので、やっぱり普段よりは応募者も多く、内定をもぎ取るのは数倍難しくなっているのは事実です。
そんなコロナ渦で、大変な中転職活動している方は多いと思いますが、少しでも参考にしてもらえればうれしいです。