最近仕事がテレワークになったため、朝にニュースを見る時間がたっぷりとれています。
今回気になった「発酵あんこ」もそんな朝のニュースでした。
1月15日のスッキリ!で紹介されていた2021年注目の食のトレンドで発酵あんこが紹介されていたんです。
この砂糖不使用の発酵あんこには、Twitterでも大いに話題になりました。
そこで、今回は発酵あんこと普通のあんこの違いから、発酵あんこの作り方やどう身体に良いのか?を調べてまとめてみました。
2021年に流行りそうな発酵あんこ。
コロナ渦の影響でお家時間が長くなっているとは思いますが、家にいる時間を利用して少し手をかけて一緒に作って食べてみませんか?
発酵あんこは普通のあんこと何が違うの?
発酵あんこと普通のあんこの大きな違いは、材料に砂糖が入るか米麹が入るか。
一般的な普通のあんこの作り方は、小豆を一晩水につけた後、茹でて砂糖で甘さを調整して完成させます。
一方で、発酵あんこは名前の通り、発酵させているあんこです。
そのため、発酵させるために小豆に米麹を合わせています。
砂糖が入っていないあんこは甘くなさそうですが、実際作ってみると、小豆本来の甘みが引き出された優しい甘さのあんこが出来上がります。
これは、米麹の糖化を上手く利用して甘さを引き出しているんです。
なので、砂糖が入っていない分カロリーカットが期待できますし、米麹を入れていることで健康効果が期待できるんです。
米麹の糖化とは?
米麹が発酵されると、麹のはたらきで米のでんぷんが少しずつ分解されて糖に変わることを糖化といいます。
この発酵と糖化の働きを利用して、日本酒などが作られますね。
また、米麹から作られる甘酒は「飲む点滴」「飲む美容液」なんて言われて、近年では夏バテ防止ドリンクとしてスーパーで売り出されていたりもしました。
それほど健康や美容に効果的な、女性にとってうれしい効果がぎゅっと濃縮された食材なんです!
発酵あんこは健康に良いの?
発酵あんこの材料は主に小豆と米麹です。
小豆と米麹それぞれの効果は後に記述するとして…
発酵あんこを食べたときの効果は、女性にとって嬉しい効果がいっぱいあります。
腸内環境が整えられるので免疫力アップに繋がり、体調不良になりにくくなったり。
代謝アップして美肌効果も期待できるし、むくみ解消も期待できます。
さらに、ポリフェノールたっぷり入っている小豆を使っているので、抗酸化作用による老化防止も期待できます。
それと、普通のあんこは大量の砂糖が使われているのをご存知ですか?
きっと知らない人が知ったらドン引きするくらいにはお砂糖たっぷりなんです…。
ですが、発酵あんこは砂糖不使用なので、カロリーがかなり抑えられるのもポイントが高いです。
ダイエット中に甘いものが食べたくなったときなどにおススメ!
発酵あんこの材料:小豆の効果
小豆の効果1:代謝をサポート、疲労回復
小豆はビタミンB1、B2を多く含む食品です。
ビタミンB2には、炭水化物の代謝をサポートする働きがあります。
ビタミンB2を摂取することで、体内に炭水化物が蓄積されてしまう前にエネルギーとして消費されやすくなるんです。
代謝が活性化することによって、肌や爪などの代謝も促進するので美肌効果が期待できます。
また、ビタミンB1は「乳酸」という疲労物質の代謝を促してエネルギーに変換する作用もあります。
疲れている時には積極的に取りたい栄養の1つです。
小豆の効果2:美肌効果、代謝アップ
小豆に含まれるポリフェノールについては有名なので、知っている方も多いのでは?
赤ワインやチョコレートよりもアンチエイジング効果が期待できる!と今注目されています。
具体的には、新陳代謝アップ、冷え性改善、美肌効果、抗酸化作用など。
女性にとって嬉しい効果がぎゅっと詰められています。
小豆の効果3:むくみ解消
小豆に含まれるカリウムは、体内の水分バランスに深くかかわっています。
塩分であるナトリウムを過剰摂取すると、細胞内に水分をため込んでしまいます。
カリウムは、その細胞内にため込んだ余分な水分を輩出する働きがあるんです。
結果としてむくみ解消に繋がります。
小豆の効果4:便秘対策
小豆には水に溶けにくい食物繊維が多く含まれています。
この食物繊維は腸を刺激して、ぜん動運動を促すことによって便秘に効果的だとされています。
また、整腸作用もあるため腸活には最適の食品です。
発酵あんこの材料:米麹(米こうじ)の効果
米麹の効果:免疫力向上
米麹には、多くの酵素が含まれています。
具体的には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーなどですね。
この酵素たちは食物の栄養を消化吸収しやすくする効果があります。
でんぷんをブドウ糖に変えたり、たんぱく質をアミノ酸を変える働きがあるのです。
また、麹には良質の食物繊維が含まれていて、オリゴ糖が形成されます。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになるので、腸活や免疫力の向上に効果的です。
米麹の効果:美肌効果
麹菌は複数のビタミンを生成するはたらきがあります。
先述した、小豆にも含まれるB1も生成されるため、美肌効果や疲労回復に期待が出来ます。
また、麹に含まれるコウジ酸は、シミの原因となるメラニン生成を抑える働きがあります。
コウジ酸は、シミやくすみを防いでくれる女性にとって心強い栄養素なんです。
発酵あんこの作り方は?
まずは、話題になっていた、「スッキリ」で紹介されていたレシピはこちら。
ポイントは、炊飯器で10時間発酵させること。
手順自体はとても簡単です!
発酵あんこの材料
- 小豆250
- 米麹250g
- 塩 小さじ1/2
- 水 750cc
発酵あんこの作り方
- まずはあく抜き。鍋に小豆と分量外のたっぷり水を入れて沸騰させる。
- 沸騰したらそのまま5分煮て、ざるにあけてお湯を捨てます。
- 鍋に再び小豆と水750ccを入れて火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして1時間ほど煮ます。
- 今度は煮汁は捨てずに、小豆のみを炊飯器に入れます。
- 小豆に米麹を入れてよくまぜて、煮汁も炊飯器に入れます。
- 炊飯器と炊飯窯にセットしたら湿らせた布巾を2重にしてかぶせて、保温状態にして10時間発酵させます。
これで加藤浩次さんがばくばく食べていた発酵あんこが作れます。
もし動画を見ながら作りたい人はコチラから。
レシピの分量は米麹 200g、 小豆(乾燥) 200g、 塩 小さじ1/4と少し変わってきますが、スッキリ紹介の分量でも問題ありません。
炊飯器がない場合は、ヨーグルトメーカーでも作れるみたいです。
けれども、中には「炊飯器は我が家にはない!」「ヨーグルトメーカーなんていうのもないよ!」という家庭もあると思います。
そんな人のために、魔法瓶で作る方法も探してみました。
炊飯器で作るよりは手間がかかってしまいますが、どうしても作ってみたい!という方はこちらを参考にしてみるのはいかがでしょうか?
発酵あんこはアレンジできる?
そのまま食べるのもOKですが、発酵あんこはアレンジも普通のあんこのように出来てしまうのが魅力的!
トーストしたパンにのせて「あんバタートースト」、お団子に乗せて「あん団子」、白玉や寒天やアイスと一緒に盛れば「あんみつ」が出来ます。
麹は熱に弱いため、沸騰させすぎは注意して…今の時期ならぜんざいでも美味しく食べれそうですね!
発酵あんこについてのまとめ
この記事のまとめ
- 発酵あんこは2021年にブレイクしそうな注目のトレンド
・発酵あんこと普通のあんこの違いは、材料と作り方の違い。
・発酵あんこは小豆+米麹で長時間発酵させる - 普通のあんこは小豆+砂糖で茹でて混ぜ合わせる
- 発酵あんこは、腸活、免疫力アップ、美肌効果、むくみ解消など女性に嬉しい効果がたくさん
- 発酵あんこは基本的には炊飯器が楽。ヨーグルトメーカーでも可能。魔法瓶でも作れる
というわけで、今回は発酵あんこについて色々調べてみました。
お家に炊飯器があるのであれば、お手軽に作れてしまうのも魅力的ですよね!
興味を持っていただけたなら、ぜひぜひ作ってみてください!