知っておきたいあれやこれ

【2020年12月22日】こぐま座流星群情報まとめ

2020年12月15日

こぐま座流星群2020年情報まとめ

今年も見れる流星群は残り1つとなりました。

それが、こぐま座流星群です。

 

このこぐま座流星群は、あまり数が多くなく、月明かりの影響もあって少し見づらい流星群となっています。

そのため、事前に流星群の位置や注意事項などは是非とも確認したいところ。

 

今回は、こぐま座のギリシャ神話も調べてみたので楽しんでいただけたら嬉しい記事となっています。

 

 

 

こぐま座流星群とは?

夜空

こぐま座自体は、春を代表する星座の1つになります。

 

和名はこぐま、学名はUrsa Minor、略符をUMiと言います。

設定者はプトレマイオス。

 

北極星を尻尾の先に持つこぐま座は、おおぐま座と親子に当たります。

天の北極に最も近い星座で、日本では1年中見ることができることもあって、有名な星座ですね。

 

そんなこぐま座周辺で見ることが出来るこぐま座流星群は、1年の最後を締めくくるラストバッターになります。

輻射点の高度が一晩中見れることから、一晩中観測できる数少ない流星群となっています。

 

こぐま座の場所

こぐま座

こぐま座のしっぽにあたる、北極星を目印にすると探しやすいです。

北極星は一年を通してその位置がほとんど変わることがない星なので、古くから天体観測や航海術などに活用されていました。

 

その北極星の簡単な探し方ですが…おおぐま座の北斗七星から探すのが一般的な方法です。

 

北の空にひと際輝く星がまとまって、6つか7つ探し出せればそれが北斗七星

その北斗七星をひしゃくの形に繋いでいきます。

 

管理人
ひしゃくの形に似ていると言わているけど、私からするとフライパンやお鍋っぽく見えるかも

 

ひしゃくの先の2つの星を直線で結び、その直線の.長さ分だけ水がこぼれる方向に5倍伸ばした先にある輝く星が北極星になります。

 

管理人
あまり難しいこと考えたくなーいっていう人だったら、北方向を向いて上を見上げて流れ星が見つけられたら、それがこぐま座流星群!

 

突発癖のある流星群

こぐま座流星群は前触れがなく、突発的に多く流星が出現することがあります。

 

1945年は1時間当たりに最大で110個から170個も流星が出現。

更にその後の年の1986年、1994年、2000年にも突発出現が観測されています。

また、明るさも火球が多く出る場合や暗い微光流星が多い場合など、パターンも様々になってきます。

 

 

こぐま座とおおぐま座の悲しい呪いの物語

熊

星座と言えば、ギリシャ神話がつきものですよね。

こぐま座のギリシャ神話は、おおぐま座と共に悲しい物語となっています。

 

。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。

物語の主人公は、女神アルテミスに仕える妖精カリストです。

 

カリストはとても快活な女性で、神々の王ゼウスに見初められて…やがて、アルカスという男の子が生まれました

しかし、ゼウスの妻である嫉妬深いヘラにそれが見つかってしまいます。

 

アルテミスは必死に許しを請いましたが、ヘラに呪いで熊に変えられてしまいます

熊になってしまったヘーラは悲しいうなり声を残して、森の奥へ消えていきました

 

それから十数年の時が流れます。

森の猟師に育てられて狩りの名手へと成長したアルカスは、ある日森で大きな熊に出会います

その熊こそ、呪いで変えられてしまったヘーラでした。

 

ヘーラは息子に会えた喜びから、自身の姿を忘れてアルカスに抱き着こうとしました

しかし、大きな熊に襲われたと思ったカリストは、自慢の槍を振り上げます

 

その様子を見ていたゼウスは「息子に母親を殺させるのはあまりにむごすぎる」と思い、アルカスも熊の姿に変えて二人を天にあげて星座にしました。

 

しかし、それを知ったヘラの怒りは収まることはなく、海の神に「どうかあの母子だけは海の下に入って、休息をとることができないように」と頼みました。

おおぐま座とこぐま座は沈むことなく北の空にいつも輝いているのはそのためです。

。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。

 

…とのことでした。

ギリシャ神話は理不尽な結末になることが多いけれども、このおおぐま座とこぐま座の神話についても同じような理不尽さがありますよね。

 

 

こぐま座流星群2020の詳細

夜空

こぐま座流星群は毎年12月下旬に活発になり、一晩中見ることができるのが特徴です。

 

比較的小さな流星群で、放射点がこぐま座の中…天の北極の近くにあります。

2020年の観測予想では12月22日、こぐま座流星群の活動が極大となる予想がたてられています。

予測極大時刻は18時ごろで、22~23日の夜が見ごろとなります。

 

観測できるか大きくカギを握りそうなのが、月明りです。

上弦の月が0時頃まであるのですが、意外と輝いて存在感がありそうなので、月を視界に入れないようにして観測するのがおススメです。

また、月明りを考えるなら、上弦の月が沈む0時以降の観測の方が条件が良さそうです。

 

管理人
ただ22日は平日の火曜日なので、次の日に仕事などの予定がある人は無理のない範囲で観測が必要そうですね。

 

それと、2020年はダイトトレイルの出現が予想されています。

ダイトトレイルとは、流星の元となる砂のような粒(流星物質)からなるチューブ状のものです。

 

管理人
イメージとしては流れ星のしっぽみたいな…ラインみたいな感じですね

 

もし22日の夜に空を見上げることがあれば、探してみるのも面白いかもしれません。

 

見れればラッキーな流星群

こぐま座流星群に関しては、正直、見えない可能性も高い流星群です。

 

流星の出現数は1時間あたりに最大でも5個以内と出現数が少なく、上弦の月明かりがあり観測条件が悪いからです。

また、電波観測では検出される年とされない年もあり、また観測サイトによっても結果が違うこともあります。

 

意気込んで流星群を観測する…というよりは、見れたらラッキーくらいの気分で観測するのが良さそうです。

 

 

流星群を見る際の注意事項

夜空とはいえ、もし、こぐま座流星群に興味を持っていただけたならぜひ観測をお勧めします。

簡単に注意事項を乗せたので、見に行く際にはチェックしてみてくださいね。

  • 防寒対策は念入りに。夜は寒いです。本当に寒いです。
  • 周囲に明かりのない場所を求めて、私有地へ…は絶対ダメ。
  • 車で観測地にへ行く場合は、寝不足には注意しましょう。特に帰りは居眠り運転要注意。
  • 子供だけでは行かせないようにしましょう。万が一がありますし、後で後悔しても遅い。

 

2020年最後の流星群、是非自分の目で確認して素敵な締めくくりにしたいですね。

 

こぐま座流星群のまとめ

この記事のまとめ

  1. こぐま座は1年の締めくくりとなる流星群。一晩中見ることができる
  2. こぐま座は北極星を尻尾に持ち、1年中見ることができる
  3. おおぐま座とこぐま座は親子関係
  4. こぐま座を探すのであれば、北極星から探すことをオススメ
  5. こぐま座とおおぐま座のギリシャ神話は悲しい物語
  6. 2020年は12月22~23日が見ごろ
  7. 2020年はダイトトレイルの出現も予想されている

このこぐま座流星群は、確実に見れるものではありませんがクリスマス前後に見れることからロマンチックな流星群でもあるんですよ。

もし時間があるのなら、夜空を見上げて流星群の観測をしてみてはいかがですか?

 

-知っておきたいあれやこれ