私は仕事柄、銀行へ行くことが多いのですが…仕事納めの日に行った銀行では両替機に長い列ができていました。
一般的には、銀行の両替機に行けば年末年始の時期なら新札が出てきます。
けれど、銀行の窓口や両替機が使えるのは平日の15時まで。
普通に働いている人はなかなか足を運べない時間帯ですよね。
なん十冊の通帳を記帳機に掛けながら、両替機の列を眺めていて、そんな疑問が湧いてきたので、実際に調べてみることにしました。
新札・ピン札の両替場所を色々と調査してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
知っておけば役立つ知識になっています。
新札・ピン札を用意しておきたい場面は?
まずは知っておきたい基礎知識です。
人にお金を渡す時に、新札・ピン札が好ましい場面があります。
それは…事前にお祝いの予定が分かっている場合。
具体的には、結婚式やご祝儀、出産のお祝いや入学祝に新築・引っ越し祝いなどになります。
あとは、少し例外としてお年玉も新札・ピン札を用意することが多いです。
新札・ピン札を用意する理由は諸説あるのですが、「用意して待っていました」という気持ちを表すために…というのが主流のようです。
また、貰う側としても綺麗な新札・ピン札だと嬉しい気分になりますよね。
新札・ピン札は人生の節目に嬉しくなるようなお祝いの気持ちを表す…そんな意味もありそうです。
新札・ピン札がNGな場面
ここでもうひとつチェックしておきたいのが、新札・ピン札がNGな場面。
知っておかないと、大事な場面で非常識扱いをされて大恥をかいてしまうことも…。
新札・ピン札がNGな場面は、ずばり不祝儀と呼ばれる、葬儀・通夜のお香典。
新札・ピン札は、基本的には事前に用意しないと手元にないことがほとんどです。
そのため、お香典で新札・ピン札を包んでしまうと「不幸を待って用意していました」という意味に捉えられる可能性があるからです。
もしもお香典を包む際に新札・ピン札しかない場合は、折り目をつけたりして対応するのがベター。
変な勘違いされないように、知っておきたい知識ですね。
新札・ピン札を両替できる場所
この記事では、ここからが本番ですね。
新札・ピン札が両替できる場所について候補を上げてみます。
いざというときに新札・ピン札が必要になった際には参考にしてみてください。
ピン札・新札に両替できる場所 銀行
一番確実な場所が銀行の窓口になります。
銀行の窓口で両替サービスを使うことによって、新札の入手が可能です。
ただし、営業時間が平日の15時となっていることと、交換手数料がかかる場合があるので注意が必要です。
銀行に設置されている両替機については、それぞれの銀行によって異なりますが…その銀行のキャッシュカードや両替カードが必要です。
銀行口座を持っている銀行の窓口や両替機を利用しましょう。
また、両替機の利用も窓口と同じ平日の15時までとなっていることが多いようです。
ピン札・新札に両替できる場所 郵便局
郵便局の窓口でも、ある程度は新札の交換には応じてもらえるようです。
ただし、郵便局では両替を通常業務として行っているわけではありません。
あくまでも業務外のサービスの一環として行っているため、できれば事前に電話で新札の交換が可能か確認しておくことが安心です。
ピン札・新札に両替できる場所 銀行やコンビニのATM
確実に入手できるわけではありませんが、銀行やコンビニのATMでも新札・ピン札を入手できる可能性があります。
とくに、コンビニのATMでは小さなスペースにお金を大量に入れないといけないため、高い確率で新札を手に入れることが出来るようです。
手数料等かかってしまう場合があることや、入金出金を繰り返すことで他の利用客に迷惑をかけないよう気を付けて利用しましょう。
ピン札・新札に両替できる場所 ホテルのフロントや結婚式場
大きめのホテルのフロントや結婚式場でもピン札の用意をしているところがあります。
特に、結婚式場では参列者のために新札を用意していることが多いです。
ただし、確実でないのと、その施設の利用者以外は断られる確率が高いので要注意。
当日やどうしても用意できない場合は、確認してみる価値がありそうです。
ピン札・新札が用意できなさそうな場合は…
どうしても用意する手段がない!
そんな場合には、アイロンを使ってお札のしわを伸ばす方法もあります。
- お札を水で少し湿らせる
- ハンカチなどの薄布を用意する
- お札の上から薄布を当て、アイロンの低温でしわを伸ばす
ホログラムのかかった場所や焦げ、焼けどなどには十分に注意して行いましょう。
新札・ピン札の両替についてのまとめ
この記事のまとめ
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- 新札・ピン札を用意するのは、事前にお祝いの予定が分かっている場合
- 新札・ピン札がNGなのは、不祝儀と呼ばれる、葬儀・通夜のお香典
- 新札・ピン札を両替できる場所は確実なのは銀行、郵便局
- 銀行やコンビニのATM、ホテルのフロントや結婚式場でも新札・ピン札が入手できる可能性有り
- 最終手段はアイロンを使ってお札のしわを伸ばす
今はキャッシュレス化が急速に進んでいるため、現金を持ち歩かない人も多くなってきてるかと思います。
ですが、お祝い事などまだまだ現金を用意しないといけない場面が多いです。
いざというときに、場に適したお札を用意して心遣いを表現できるようになりましょう。