前回の記事では、経理のやりがいや魅力についてご紹介しました。
けれど、正直なところ…私の場合はやりがいや魅力を感じる前は「経理ってつまらないな…」と思うことの方が実は多かったです。
実際に経理事務をしている方の中には、「経理って辛い!もうやめたい!」と思っている人もいるはず。
経理って地味ですもんね…。わかります。
そこで今回は、日ごろ経理をやっていて感じてしまう不満なんかの本音をまとめてみました。
こんな人にオススメ
- 経理がつらい、やめたい
- 経理がつまらない、やりがいない
- 自分、経理向いているのか?
- 経理に興味あるけど自分向いているのかな?
一部上場企業で約9年、今はベンチャー企業で経理3年目になります
経理は嫌な部分ばかりじゃない
ちょっと初めに注意してほしいのが…経理は嫌なところばかりじゃないってことです。
ほかの職種でもそうだと思うんですが、良いところもあれば嫌なところもある。世の中ってそういうものです。
だから、この記事だけ読んで「経理には絶対なりたくない!」って思ってほしくなくて。
経理の良いところも知って、自分の性格や得意なことも考慮したうえで参考にしてもらえればうれしいです。
良いところをまとめた記事はコチラからどうぞ!
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現役経理が感じる、経理つまらないBEST3
BEST1!同じ仕事の繰り返しでチェック作業が多い
経理って何かと「数字が好きか嫌いか?」みたいな話になりがちなんですが、個人的にはこのポイントが要チェックだと思っています。
経理は基本的には、繰り返しの仕事です。
毎日毎日繰り返す仕事もあれば、毎月毎月繰り返す仕事もあります。そして、決算毎に繰り返す仕事も。
そして、基本的にはデスクワークなので、銀行まわりの業務がなければ、ずーっと自分のデスクで仕事です。
そして極めつけは、チェックがです。チェックがとにかく多い。
自分一人でチェックすることもあれば、二人以上のチェックを必要とすることがあります。
入力内容のチェック、入出金のチェック、お金を動かすための数字のチェック、経営に関する資料を作るためのチェック。
仕事が嫌いじゃないとはいえ、正直ちょっと飽きてくるんですよね。
「これが何年も続くのか…これでいいのかな…」と考えたことも何回か…。
こんな感じなので、見直しが苦痛な人や変化を求める人なんかはちょっと注意が必要です。
もちろん、経理業務内で新しい仕事を確保したり、思考を変えてゲーム感覚でチェック作業したりの工夫はできます。
BEST2!決算時期は残業覚悟
これは会社によって状況がだいぶ左右されそうです。
決算について簡単にわかりやすく説明すると、一定の期間分をまとめた家計簿(企業版)を作成、みたいな感じです。
それで”一定の期間”というのは、株式が上場しているかしていないか…などの基準によって違います。
前にいた一部上場企業の決算は…残業が結構つらかった覚えがあります。
決算資料を作成する約1か月は、深夜残業や休日出勤しまくりでした。
上場企業は1年に4回決算があったので、4か月は働きっぱなしってことですね。
逆に、今いるベンチャー企業は年に1回の決算で、わりと緩めなので「残業嫌だ!」とはなりません。
が、通常よりは残業率が高めです。
数ある企業の中には、決算資料作成するための人員を確保していたり…なんていうところもありますが、多くはありません。
経理になったら決算の残業はついて回ると考えた方がよさそうです。
BEST3!仕事の評価がされにくい
経理の仕事の特徴として、会社の利益に直接貢献しにくい…というものがあります。
様々な会社の活動の結果を数字にまとめる部署、と考えると納得しやすいんじゃないかと思います。
そういったこともあって、経理は仕事の評価がされにくい職種でもあります。
基本的には、繰り返しの業務が大半をしめますのも影響していますね。
ノルマなどがなくて営業等と比べると精神的には楽なんですが、仕事の評価を得るためには自らプラスになる行動が必要です。
こんなことを不満に思うことも…
・大きな達成感があまりない
・デスクワークつらい
・人間関係が良くないとやっていけない
・給与や賞与は会社の経営状況をモロに受ける
経理の不満ポイントまとめ
この記事のまとめ
- 同じ仕事の繰り返しでチェック作業が多い
- 決算時期は残業覚悟
- 仕事の評価がされにくい
- こまごまとした不満がたくさん
経理は専門知識が必要で、数字を扱う職種なのでどうして向き不向きが出てしまいます。
もし経理になるのか検討している最中なのであれば、自分には合っているのかどうかをよく確認をオススメします。