経理や転職の裏事情

経理事務の志望動機は何が良いの?未経験でも通用する志望動機の作り方

2020年2月15日

書類選考で落ちない志望動機の作り方

転職するときに頭を抱えて悩んでしまいがちな、志望動機。

管理人
正直、未経験だとお金と通勤条件くらいしか見てないよ!

というのが本音じゃありませんか?

だけど、きちんとした志望動機じゃないと内定なんかもらえないし…。

 

そんな人に読んでほしい今回の記事。

経理事務未経験で転職を考えているあなたに、志望動機の作り方をまとめてみました。

 

志望動機で伝えるべきこと

企業側が志望動機で確認するポイントは、

  • どうしてこの会社で経理をやりたいのか?
  • 面接者が入社したときに、既存のメンバーとうまくやれるのか?
  • 今必要としている人材としての役割をしてくれるのか?

…となりますが、未経験者は自分をアピールしないと経験者に簡単に負けてしまいます

 

経理は勤続年数が応募資格となっている場合も多い職種でもあり、未経験は不利であることを念頭に置いておきましょう。

そのため、ただ適当に書くのではなく、きちんと効果的な志望動機を作る必要があります。

 

もし、転職を考えているならエージェントを使った転職サイトの利用も効果的ですね。

履歴書、職務経歴書の添削をしてもらます。

仮にその転職サイトで絶対に転職しなきゃ駄目!っていうわけでもないし、転職する側は無料で使えるので、おススメです。

 

経理を志望する前に簿記の勉強はしておこう

経理といえば簿記。簿記といえば経理。

そう言えるくらいには、経理と簿記は切り離せません。

 

なお、経理未経験で転職を考えているのであれば「経理未経験歓迎」の条件は必須で探してください。

先ほども言いましたが、未経験者と数年経験者では雲泥の差があります。越えられない壁があります。

 

また、未経験歓迎という求人でも、経理事務を志望するのであれば必要最低限の簿記の知識は欲しいです。

一から簿記を教えるのは…かなり手間がかかってしまい、企業側も負担がかかるので避けたいところ。

出来れば日商簿記3級合格程度の実力があれば「簿記の最低限のルールは知っているな」という印象を企業側に与えることができます。

簿記を全く勉強したことがない場合は、日商簿記3級のテキストやネットの教材を一通り勉強しましょう。

 

手順① 経理をやりたい理由は?

ここまでで、簿記のことは少しでも勉強した!という前提で進めます。

 

未経験の転職になると、どうして今まで積み重ねてきた職歴を捨てて、経理になりたいのか?の説明が必要です。

まずは、あなたが経理をやりたい理由を書き並べてみてください。

…と言っても、すらすら書ける人はあまりいないと思うので、下記の質問について考えてみてください。

出来ればネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由を考えてみましょう。

  • 簿記を勉強しようと思ったきっかけは?
  • 経理のどこに魅力を感じているのか?
  • 普通の事務ではなく、どうして経理事務を希望したのか?
  • 自分の性格は経理に向いている?

それでも思い浮かばないなら…

  • 経理について調べてみて、魅力的だと思ったポイントをまとめる
  • 簿記の勉強をしてみて今後もやりたいと思ったのはなぜ?

ポイント

たまに「残業がない職種だから」という理由があるんですが、
経理は決算時期が残業機関になる可能性大です。
プライベートを充実させたいなら、「決算などある程度の仕事の波が分かるので、プライベートも充実できそう」などの理由に変更してもいいかもしれません。

 

手順② 自分の経験を使う

未経験の転職の場合、自分が今まで経験して出した成果と経理事務の話を繋げられることが出来たら、説得力が増して強い志望動機が作れます。

経理への興味だけの志望動機だと、未経験者よりも経理事務経験者や経理への適性がありそうな人を採用してしまいます。

経験は武器になるということを意識して、まずは職歴の棚卸をしてみましょう。

  • 今までの職歴を洗い出してみる。先に職務経歴書を作成する。
  • なぜその仕事をやっていたのか?
  • どんなスキルを得たり、経験を詰めたのか?
  • それまでに人に言えるような成果が出たのか?

→それでも思いつかないのなら…こんなスキルは磨けていないか確認してみよう

  • 正確性
  • コミュニケーション能力
  • 粘り強さ
  • 業務の改善能力

採用されるため志望動機を作るコツ

志望動機を作るコツの1つは、これまでの経験をどう活かせるかを説明するという点です。

 

経理事務が未経験である以上は、今までの経験をダイレクトに経理事務に繋げることはできません。

しかし、これまでの経験をどのように経理事務に活かせるかどうかは考えられますし、志望動機を説明する上で非常に大切です。

 

経理事務の業務を行うには、経理事務の経験や知識だけではなく、経理事務の業務にあたるため、必要な適正が備わっているかどうかも重要な要素です。

例えば、正確性を求める姿勢であったり、コミュニケーション能力の高さであったり、そういった経理事務に必要な適性を持っていれば、経験や知識に関わらずアピールできるポイントになります。

経理事務の適正に当てはまるような、自分の素質について考えてみましょう。

 

手順③応募する企業の求人票やサイトをチェック

ここまで考えたら、改めて求人票や企業のサイトをチェックしてみましょう。

経理のやりたい理由や自分の経歴と、少しでも結び付けられる情報を探します。

この条件はほかの企業になかった!みたいな条件が見つけられれれば最高です。

 

また、この時点で「どうしてこの企業に応募したいのか?」もリストに挙げておきましょう。

他より給料が良いから、他の求人と比べてこの仕事内容が気になった、業界に興味がある。

…みたいな、少しありきたりな理由でも大丈夫なので、量を出してみてください。

 

手順④まとめてみる

志望動機を作成するための情報が出そろいました。

ここまでやっておけば、転職するにあたっての企業研究も十分なのではないでしょうか。

 

最後に今までの情報をまとめます。

まとめるときに大事なのは「別の表現に言い換えること」です。

集めてきた情報は、いわゆるあなたの本音部分です。欲求が率直です。

ちょっとオブラートに包んで、(言い方が悪いですが)人聞きの良いようにまとめてみましょう。

 

手順⑤…っていっても書けないよ

と言っても、書けないときは本当に書けないですよね。

未経験の経理に限って志望動機を書くとするなら一番書きやすいであろう「経理をやりたい理由」を前面押しでOKです。

求人を探す際に「経理未経験」を条件に探しているのであればこそ…です。

 

一応、本当に困ったときに使える志望動機の例を書いておきます。

参考にしてみてください。

とにかく簿記勉強したら楽しかった!というのを前面押し

私が営業から経理に転職しようと思った理由は、簿記の勉強をして楽しいと感じたからです。今までは簿記と縁のない営業職で働いてきました。しかし、「将来ずっと使えるスキルを身につけたい」と思ったのをきっかけに簿記に興味を持ちました。まだまだ分からなかったり、知らない部分も多く、実務ではどのような進め方なのか想像できない部分もありますが経理について深く学びたいと思っています。

→経理への興味を前面に押し出した志望動機です。どうしてその企業なのか?という点には触れていないので、そこを何かで補う必要があります。

 

将来の安定を求めた結果

今までコンビニで働いてきた私が経理に転職しようと思ったのは、今後10年、20年と長く働きたいと思ったからです。コンビニで10年働けるかと考えたときに不安になり、今のうちに通用スキルを身につけようと勉強したのが簿記でした。今後も着実にスキルを身に着け、長く働きたいと思っています。貴社では事務未経験でも今活躍している方が多く、仕事で必要なスキルを勉強できる環境が揃っているので、日商簿記1級を取得したいと思っている私には魅力的に感じました。

→安定のために今後も勉強したい、というのを強調した志望動機です。

 

まとめ

経理事務未経験で志望動機を作る手順

  1. 志望動機で伝えるべきこと
  2. 経理を志望する前に簿記の勉強はしておこう
  3. 手順①経理をやりたい理由は?
  4. 手順②自分の経験を使う
  5. 手順③応募する企業の求人票やサイトをチェック
  6. 手順④まとめてみる
  7. 本当に困ったときに使う志望動機

経理は未経験からでも転職が可能な職種です。しかも、経理スキルが身について長く働けるのがいいところです。

最初は覚えることや戸惑うことが多いとは思いますが、お勧めの職種です。

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