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ラムネのビー玉の入れ方は?ラムネ瓶の進化やビー玉の謎を解き明かす!

2020年5月28日

ラムネのビー玉、ロマンがいっぱい

縁日や夏に飲みたくなる炭酸水と言えば…昔懐かしさを感じる、ラムネがありますよね。

 

栓になっているビー玉を押し出し瓶を傾ければ、口の中でシュワっと甘く弾けて喉を滑り落ちていく。

あの感じがたまらなく好きで、炭酸があまり得意ではないけれども、ラムネを見るとついつい買いたくなります。

 

最近はペットボトル瓶のラムネもあるけれど、やっぱり人気なのはガラス瓶に入ったレトロなラムネです。

 

そんな瓶の中に入っている、ビー玉

小さなころは取り出そうと必死だった覚えがあります。

 

管理人
縁日の屋台で買ったラムネ。一度、瓶を割ってビー玉を取り出そうとして…結局取れなかった記憶も有ります。

 

今回は、そんな昔懐かしいラムネのビー玉について調べてまとめました。

「どう入れているのだろう?」これが私の中の最大の疑問です。

 

 

 

ラムネに入っているビー玉の謎

カラフルなラムネ

どうしてラムネにはビー玉が入っているんだろう?

あなたも一度はそう疑問に思ったことがありませんか?

 

ラムネにビー玉が入っている理由を一言でいうと……炭酸が抜けないようにするためでした。

 

当初、ラムネはワインと同じようにコルク栓で封をしていたみたいです。

ですが、コルク栓は完全に空気を遮断することができないため、徐々に炭酸が抜けてしまいます。

ラムネの楽しみは何といっても炭酸ですから、それがなくなってしまっては価値がなくなってしまいます。

大問題だったわけです。

 

ワインのコルク栓

ラムネも当初はコルク栓だった

 

そこで、1872年にイギリスのハイラム・コッド氏が、ガラス玉で栓をする方法を思いつきました。

簡単に説明すると、ガラス玉と原液が入った瓶に炭酸を入れ逆さまにし、炭酸ガスの圧力で栓をする仕組みです。

炭酸は抜けなくなったし、ガラスは当時では丈夫で持ち運びに便利だったのでたちまちヨーロッパ中にラムネが広まりました。

 

その後、イギリスからの外来品として日本でも受け入れられて広く知れ渡りました。

更に日本は、独自の改良が加えられて…今のラムネ瓶になりました。

 

管理人
プラスチック製のラムネ瓶ができたのも、日本独自の改良の結果なんですね

 

 

ラムネのビー玉は…ビー玉じゃない?!

ラムネとビー玉

ラムネの中に入っている、ビー玉。

本来はビー玉ではなく「A玉」が正式名称だったみたいです。

 

ラムネのためにガラス玉が作られるようになったのですが、ラムネ用として使用できるものを「A玉」

形が歪になってしまったなどして、ラムネ用に使用できないガラス玉を「B玉」として区別したそうです。

ただ、ラムネに使用できないガラス球を捨てるのももったいなかったため、ラムネ瓶に使用できないガラス玉が「B玉」としておもちゃ用に販売されました。

 

管理人
「A玉」があまり知られていないのは、おもちゃ用に販売された「B玉」の方が有名になった影響みたいなんですね…

 

 

ラムネのビー玉の入れ方

ラムネのビー玉

ラムネを飲んだ後、瓶からビー玉を取り出そうとしたこと、ありませんか?

けれど、簡単に取れることなく諦めた方が多いかと思います。

 

そこで気になるのが、どうやってビー玉を入れたの?ということ。

実は、瓶を作る工程の途中でビー玉を入れているんです。

先に瓶の形を作って首を絞って細くします。

それからビー玉を入れて、最後に口の部分を細くして完成です。

 

言われてみればなるほど、と思えるんですが、なかなか思いつきませんよね。

 

ラムネの瓶は、他の飲料では見ないような独特な形です。

形を作るのに手間がかかっているのに、更に作る工程でビー玉を入れるとなると…手間暇かけて作られた瓶です。

 

 

ラムネ瓶の進化

ラムネと青空

この記事の最初方で少し触れたのですが…ラムネはイギリスで生まれ、ヨーロッパを中心に世界中に広まりました。

 

ですが、前項でも触れたとおり、正直…ラムネの瓶って…他の飲料に比べて容器代も高くて作るのに手間がかかっています

容器がラムネ瓶しかないのであれば使わざるを得ないのですが、コーラのような王冠で栓をするガラス瓶が後に登場します。

王冠で栓をするガラス瓶

ラムネ瓶よりは制作するコストも低く、王冠で栓をすればいいので技術的な面でも取り入れやすい。

当然ながら、日本以外の国や地域ではラムネ瓶から王冠で栓をするガラス瓶へ変わっていきました

 

日本でラムネが残っているのが貴重なんですね。

 

 

ラムネとサイダーの違いは?

瓶の飲み物

先ほどの瓶の話で、「ラムネの瓶じゃなくて、王冠で栓する方の瓶に入れるのはダメなの?」と思ったかもしれません。

 

仮に、王冠で栓する方の瓶にラムネを入れると……サイダーに早変わり!

 

現在は、瓶の違いでラムネなのか、サイダーなのかが判断されるんです。

玉が入っている瓶に入れるとラムネ、それ以外の瓶はサイダーと決められています。

 

元々は、レモン風味がラムネ、りんご風味がサイダー…と違いがありました。

ですが、時代が流れるとともにその違いもあいまいになってしまいました。

 

 

ラムネのビー玉についてのまとめ

この記事のまとめ

  1. ラムネのビー玉は、炭酸が抜けないように入っている
  2. ラムネのビー玉の正式名称は「A玉」だった
  3. ラムネのビー玉は、瓶の製造途中で入れられていた
  4. ラムネ瓶の文化が残っている日本は貴重
  5. ラムネ瓶以外にラムネを入れるとサイダーの出来上がり!

今回の記事、実は前にお菓子のラムネの記事を書いた時に思い出した疑問でした。

 

「ラムネ」と言われると、私はどうしても飲み物の方を思い浮かべちゃいます。

そして、そこで浮かんだ、どうしてお菓子も飲み物も共通の「ラムネ」なのか?

こちらも調べてまとめたので、記事の更新まで少々お待ちください!

 

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