テレワークや外出自粛の影響で、家に引きこもることも多くなっているこの頃。
最近、こんな「フキハラ」という単語が世間を騒がせているのをご存知ですか?
初めてその単語を知った時に素直にそう思ったし、調べてみると結構深そうな問題だ…と思ったのでまとめました。
フキハラの意味を知らない方も、ぼんやり意味を知っている方も良かったら再確認してみてください。
フキハラって何?それは不機嫌ハラスメント。
まずは単語についてから。
フキハラとは、不機嫌ハラスメントの略語です。
不機嫌であることを盾にして、人格を傷つけて相手を従わせたり、尊厳を侵害してトラウマを負わせることを言います。
人間、誰しも不機嫌になることはあります。
むしろ、常にニコニコしている人の方が少ないですよね。
少しくらいは人間、不機嫌になっても仕方ないと思うんですよ。
けれど、その不機嫌を周りに振りまいて、相手をコントロールし始めてしまうと…不機嫌ハラスメントになってしまいます。
フキハラの被害に合いやすい人
フキハラの被害にあいやすい人は、もちろんいます。
簡単に言ってしまうと、優しかったり人当たりが良い人であったり、ちょっと自分の意見が言えないような人。
あとは空気を読めすぎな人や、人と争いたくない人、我慢してしまう人などが被害者になりやすいですね。
こんな風に思ってしまう人は要注意。
フキハラの被害に合いやすい人です。
因みに男女比で考えると、圧倒的に女性の被害者が多いです。
フキハラは、不機嫌をまき散らし、相手を威嚇したり自分の意見を強引に通そうとします。
一度それで上手くいってしまうと、そうすれば自分の都合の良いようにことを進められると思われ、繰り返し不機嫌をまき散らされてしまいます。
夫婦間で特に問題になりやすい
最近、テレビなどでフキハラについて取り上げられることが多くなってきました。
その際に、夫婦間でのフキハラが事例としてよく紹介されています。
テレワークや外出自粛によって、今まで適度な距離感を保っていた夫婦間の距離が強制的に縮まってしまいました。
その結果、今まで見えていなかった一面が見えてしまったり、ストレスの影響から関係がぎくしゃくして…。
というパターンが増えてしまったんですね。
会社や学校などどこででも起こりうる
先ほど、夫婦間で問題になりやすいとは言いましたが、実際は色々なところでこのフキハラは起こっています。
ただし、記事の冒頭で言った通り、不機嫌になることは誰しもがあること。
疲れていると少し乱暴な態度や言葉遣いになったり…なんかは、度合いの違いがあれど、あなたは経験もあるはず。
問題は「相手を怒らせてはいけない…」といって、そっと放置してしまうこと。
余計に距離が開いて問題が大きくなってしまいます。
フキハラを解決するには?
基本的には、加害者側は自然に治るものではありません。
とても残念ですが…。
被害者側の行動や考え方の癖を変えることが大きなポイントとなってきます。
話し合いの場を設けて、きちんと問題と向き合うことも凄く大事ですが、なかなか言えない方が多いですよね。
世の中には色々な対処法があるかとは思いますが、私が変わったポイントを載せてみたいと思います。
人の目を気にしすぎない
以前の私は人の目を気にしすぎていました。
「こう発言したら他の人にどう思われるのかな?」
「えっ、私のせいで不機嫌だからこれやった方が良いの?」
…なんて考えていました。
でも、これって考えすぎだったんですよね。
時には聞いていないふり、分かっていないふりをするのはすごく大事。
特に、親しくない相手の「察して」オーラほど気付かないふりをするのは大事です。
親しくても、常に「察する」必要はありません。
相手が子供ならまだしも、大人であるならきちんと言葉にしてもらいましょう。
自分のせい、だとは考えない
「私のせいで不機嫌に…?」なんて考える必要がありません。
いや、自分の失言で相手を不機嫌にさせてしまうことはあります。
けど、大体そういうのはたまにだと思うんです。
人が不機嫌になるきっかけなんて、世の中にはごまんとありますよね。
天気が悪かった、朝食が美味しくなかった、電車が混んでいた、なんだか体調が悪い気がする、今日は睡眠不足だ…
一瞬考えただけでこれだけ浮かんできます。
なので、自分のせいで不機嫌になっている…と思わず、なんか嫌なことがあったのかな?くらいで思っておくのが吉。
それに、こちらが必要以上に気を使っても相手の眼中にないことも、よくあります…。
フキハラ、不機嫌ハラスメントまとめ
この記事のまとめ
- 不機嫌であることを盾にして、人格を傷つけて相手を従わせたり、尊厳を侵害してトラウマを負わせること
- 被害者は単に言ってしまうと、優しかったり人当たりが良い人であったり、ちょっと自分の意見が言えないような人等
- 被害者は女性が多い
- 相手を怒らせてはいけない、と放置すると問題が大きくなることも
- 話し合いの場を設けて、きちんと問題と向き合って解決できればベスト
- 被害者側の行動や考え方の癖を変えることで解決することも多い
今回は不機嫌ハラスメントについてご紹介しました。
何かと~ハラスメントっていう言葉が多いなあ…とは思いますが、それほどまでに相手を傷つける人が多いってことですね。
出来れば自分が加害者にならないように、被害者にならないように。
自分の機嫌は自分で取れる人を目指せればいいですね。