料理やお菓子で使うことがある生クリーム。
使えば牛乳よりもコクや深みが加わって、リッチな味わいになることも多いですね。
正直に言ってしまうと…そんなに生クリームを料理やお菓子に使う機会ないし、少ししか使わなくて地味に高いからついつい代用品を探しちゃいませんか?
たまーに生クリームを買ってみるけど、使いきれなくて余してダメにしてしまう…。
そんな経験している人は多いはず。
今回は、そんな余った生クリームの保存方法を注意点をご紹介。
ぜひ参考にしてみてください!
生クリームの保存期間や注意点は?
まずは知っておきたい生クリームの基礎知識。
生クリームは2種類あるって知っていますか?
乳脂肪を原料としたクリームと植物性脂肪を原料としたクリームがあります。
原材料の違いから呼び方や賞味期限などが違ってきます。
動物性脂肪のクリーム(生クリーム)
動物性のクリームは深みとコクがある、リッチな味わいが特徴的です。
ケーキなどで口に頬張るような料理やお菓子で使うクリームは、動物性がオススメです。
開封前の賞味期限は約10日、開封後は1~2日が使う目安です。
植物性脂肪のクリーム(ホイップクリーム)
動物性のクリームよりは安く売られているのが特徴。
味わいは、動物性クリームよりあっさりとしています。
生クリームの代用品として使うことが可能です。
生クリーム売り場に動物性のクリームと一緒に売られています。
開封前の賞味期限は1か月以上、開封後は3~5日が使う目安です。
お菓子や料理で生クリームを使う場合はどっち?
レシピを見ると「生クリーム」としか書かれていないことがほとんどです。
生クリームだから、動物性のクリームじゃないと駄目なの?
そんなことはありません。
植物性、動物性のどちらでも可能であることが大半です。
美味しさを重視する場合は動物性、安価のものが良いなら植物性で十分です
クリームは動物性と植物性がありますが、ややこしいのでこの記事では両方とも合わせて「生クリーム」で呼び方を統一して紹介します。
すぐに使わないのなら、生クリームは冷凍保存すべし!
先ほど紹介したとおり、生クリームは開封してしまうと1週間も保ちません。
動物性の方なんか、1~2日で使い切る必要があります。
そういう時にお勧めなのが冷凍保存。
多少の風味は落ちてしまいますが、正しく冷凍すれば1か月は保存することができます。
生クリームの冷凍保存の注意点
生クリームは雑菌が繁殖しやすく、においがつきやすい食材です。
冷凍する際は清潔なものを用意することと、密閉の容器や袋を用意しましょう。
また、どうしても風味や品質が落ちてしまいます。
そのため、冷凍前にある程度生クリームの消費方法を考えて合った方法で冷凍しましょう。
冷凍した生クリームの解凍方法
解凍時は、冷凍庫から取り出してついつい常温で解凍しがち。
けれど、冷凍した生クリームの解凍に常温での解凍は向いていません。
常温解凍は雑菌が繁殖する可能性があるため、冷蔵庫での解凍が安心です。
凍らせた生クリームを容器ごと冷蔵庫に移動させて3~4時間かけて解凍させます。
生クリームを液体のまま冷凍保存
解凍後に泡立てる必要がない場合、液体のまま冷凍保存することが可能です。
解凍後は脂肪分と水分が分離してしまい、ザラザラとした状態になります。
そのため、加熱して使う料理やお菓子に使用するのがオススメです。
生クリームを液体のまま冷凍保存する方法
密閉できる袋や容器にいれて冷凍できます。
少量に小分けをするのであれば、袋に小分けにして、まとめてならば容器に入れるのがいいでしょう。
使える料理やお菓子
泡立てて使うことがない、加熱して調理する料理やお菓子に使えます。
ただし、大量に使ってしまうと分離しているのが気になってしまうため気を付けましょう。
- シチュー
- ポタージュ
- カルボナーラやクリーム系のパスタ
- 生チョコ
- プリン ……など
生クリームを泡立てて冷凍保存
(正直泡立てるのは手間ですが、)液体のまま冷凍したときより分離することなく使えます。
砂糖を入れたり色を付ける場合は冷凍する前に加えましょう。
砂糖を入れて泡立てて冷凍すれば、解凍後も比較的滑らかな状態で使うことができます。
砂糖を入れない場合は少しボソボソとした状態になるため、加熱して使う調理に向いています。
生クリームを泡立てて冷凍保存する方法
一番楽なのが密閉容器に入れる方法。
泡立ててそのまま密閉容器に入れて冷凍保存しましょう。
少し手間はかかるけど、泡立てて絞り出すかスプーンですくい落して一度冷凍。
固まったら密閉できる袋に入れて冷凍保存すれば、手軽にコーヒーやココアに入れて楽しむことができます。
もしもシリコントレーなどがあれば、その中に泡立てた生クリームを入れれば手軽に冷凍することができます。
使える料理やお菓子
砂糖を入れて冷凍した生クリームは、そのまま使っても支障ありません。
パンケーキやちょっとしたお菓子のデコレーションに。
小分けにした場合はコーヒーやココアに入れても楽しめます。
・ケーキなどのデコレーション
・コーヒーやココアに入れる
・そのまま食べる ……など
砂糖なしで泡立てた生クリームは解凍したままだとボソボソとして外観や口当りが悪いので、加熱調理に凍ったまま利用しましょう。
お菓子なら、カスタードクリームや泡立てる必要のあるババロアなどの混ぜ込む用途に使います。
・スープ、シチュー
・カスタードクリーム
・ババロア ……など
生クリームを冷凍するときのまとめ
この記事のまとめ
- 生クリームは2種類あるけどどっちでもOK
・動物性のクリーム
・植物性のクリーム - 冷蔵だと5日以内には使わないといけない
- 冷凍だと1か月くらい持つ
- 液体のままで冷凍すると分離するので注意
- 泡立てて冷凍すると使える幅は広い
泡立てて冷凍した方が色々な用途で使えて味もいいですが、楽なのはそのまま液体での冷凍ですよね。
時と場合によって使い分けて、生クリームを無駄にすることなく最後まで使い切りましょう!