猫、かわいいですよね。
くりっと愛らしい目、愛くるしい仕草やふわふわとした毛並み、ゆらゆらと揺れる尻尾にぷにぷにとした肉球。
色々な魅力があり、見ているだけで私たちを癒してくれる動物です。
私の実家でも、スコティッシュフォールドという猫を2匹飼っています。
それぞれ性格が違うけど、愛すべき家族です。
ところで…スコティッシュフォールドという猫種の最大の特徴は「折れ耳」。
ですが、私の実家のスコティッシュフォールドは…2匹とも耳が折れていないんです。
そのため、写真を人に見せたりすると…
なんて言われたりします。
折れ耳じゃなくてもちゃんとスコティッシュフォールドだよ!
そう言いたくて、この記事を書きました。
猫への愛があふれた記事になったかもしれませんが、かわいい猫の写真と共に知っていただければ嬉しいです!
スコティッシュフォールドとは?
最大の特徴は、折れ耳です。かわいい。
スコティッシュフォールドという猫種の名前は「スコットランドの折りたたまれた物」が名前の由来となっています。
起源はスコットランドで1960年代初頭。
耳の折れた猫をベースに交配させて生み出された、比較的歴史の浅い猫種なんです。
日本でのスコティッシュフォールドの人気はかなり高め。
アニコム損害保険が日本で2009年に行った飼い猫についての調査では、最も人気の高い猫の品種になりました。
スコティッシュフォールドの性格
スコティッシュフォールドは人に懐きやすく、甘えることや遊ぶことが好きな性格が比較的多いです。
また、比較的しつけがしやすく他の猫種よりは運動量が多くないため、大人しい印象があることも。
ただし、個体差があるためあくまでも傾向としてとらえてください。
因みに、実家の猫2匹は比較的甘えん坊。
片方はやや甘え下手だけど、構ってほしいときはそっと近寄ってくる感じ。
もう一方は末っ子気質がすごくて、全力で甘えてくる。小悪魔系。
どっちもかわいい。
スコティッシュフォールドの長毛タイプと短毛タイプ
スコティッシュフォールドには長毛と短毛の2タイプが存在します。
最近では短毛種の方が多くなってきています。
長毛タイプ
長毛のスコティッシュフォールドは、人工的に作られたタイプです。
見た目がゴージャスで、触るととふわふわしています。
じゃれている姿はまさに、動く毛玉。モップでも通じる。
もふもふな毛が結構ボリュームあって、黒い服は毛が目立つので大変です。
掃除機で吸っても吸っても無くならない毛がすごい。
こまめな手入れと掃除が必要なタイプです。
短毛タイプ
耳が折れていないと他の猫種に間違われそうな短毛タイプ。
実家の猫は、アメリカンショートヘアと間違われることが多々ありました。
毛は長毛と比べると固く短い。
抜け毛もさほど多くなく、お手入れしやすい。
甘えてくるときにすり寄ってくる姿がめっちゃ可愛いくて、ずっと撫でていたい。
スコティッシュフォールドの折れ耳の理由は…骨軟骨異形成症
スコティッシュフォールドが折れ耳になる原因は、骨軟骨異形成症。
骨軟骨異形成症とは、遺伝子異常によって起こる骨と軟骨の成長異常。
骨と軟骨が上手く作られない、異常をきたして成長してしまうのです。
軟骨がうまく作られなかったりすると、関節部分に異常をきたしたり、動くたびに関節内の軟骨がすり減り骨同士が直接ぶつかるようになります。
そうなると炎症が起きてしまい、骨の成長にまで異常をきたしてしまうのです。
折れ耳と立ち耳以外の違い
けれど、スコティッシュフォールドだからといって、骨軟骨異形成症が発症するとは限りません。
遺伝子の組み合わせによって、発症して折れ耳になる猫と発症せずに立ち耳になる猫がいるのです。
折れ耳のスコティッシュフォールドは骨軟骨異形成症を発症してしまっているため、影響は耳だけでなく足などにも軟骨や骨の異常が影響してくる可能性が高いです。
一方で、立ち耳のスコティッシュフォールドは骨軟骨異形成症を発症していないことが多く、骨に異常がないスコティッシュフォールドが多いです。
スコティッシュフォールドといえば、『スコ座り』
スコティッシュフォールドといえば、有名なのがこの「スコ座り」。
人間のよう、といわれるこの座り方は骨軟骨異形成症を発症している、折れ耳のスコティッシュフォールドならよく見る座り方です。
つまり、この座り方は後ろ足に障害を抱えている確率が高いです。
実家の毛玉の方の猫は、折れ耳ではないものの、骨軟骨異形成症を発症していて後ろ足に障害を持っています。
スコ座りはかわいらしい座り方ですが、注意が必要な証でもあるんです。
スコティッシュフォールドが注意したい病気
スコティッシュフォールドだからかかりやすい病気が、実はあるんです。
特に、折れ耳のスコティッシュフォールドは要注意。
飼う場合は、あらかじめ、どのような病気に気を付けるべきか確認しておく必要があります。
少しでも異変があった場合は獣医さんに診せましょう。
猫を飼うのであれば、当たり前ですね。
関節炎、軟骨異形成症候群
スコティッシュフォールドの折れた耳は、骨と軟骨の成長異常が原因です。
その成長異常は耳だけではなく、身体の他の箇所にも影響を及ぼす可能性大なんです。
実際に、他の猫種より関節炎の発症率や骨が変形してしまう確率が断トツに高く、注意する必要があります。
骨の変形については治療法はなく、痛みがある場合に鎮痛剤などを処方して様子を見る必要があります。
耳の病気には一層注意が必要
耳がおり曲がっているスコティッシュフォールドの場合、耳の病気には要注意です。
耳が折れ曲がっているため、伝染病にはかかりにくいという利点もあります。
ですが、風通しが悪く蒸れやすため、一度かかってしまうと治るまでに時間がかかることも。
また、耳の病気は気付きにくいことが多いため、定期的に耳をチェックする必要があります。
声への反応が鈍いなど、普段の行動やしぐさに異常があった場合は獣医へ診せましょう。
スコティッシュフォールドの折れ耳と立ち耳のまとめ
この記事のまとめ
- スコティッシュフォールドはかわいい
- スコティッシュフォールドは人に懐きやすく、甘えることや遊ぶことが好きな性格が比較的多い
- スコティッシュフォールドは長毛と短毛の2タイプが存在
- スコティッシュフォールドが折れ耳になる原因は、骨軟骨異形成症
- 骨と軟骨が上手く作られない、異常をきたして成長してしまっている
- 発症して折れ耳になる猫と発症せずに立ち耳になる猫がいる
- スコ座りは後ろ足に障害を抱えている確率が高い
- 関節炎の発症率や骨が変形してしまう確率が断トツに高い
- 伝染病にはかかりにくいが、耳の病気には要注意
今回は実家の猫の写真を選びつつ、なんか楽しく記事をまとめられました。
最後に、記事のどこかに入れたかった、猫の開き。
腹を撫でろと全力でアピールしてくる毛玉です。
キッチンに立つと全力ですり寄ってきてから注意を引き、腹を見せてきます。
要するに、かわいい。